遺産分割手続きの流れ
遺産分割を執り行うには、まず遺産分割の流れを把握しておく必要があります。以下に、遺産分割手続きの流れを記載しましたので、ご参照ください。
遺産分割手続のおもな流れ
相続人調査
相続人の調査によって、法律上、誰が相続人になるのかを調査・確定します。
相続財産調査
現金や預貯金、不動産だけでなく、財産の中に借金やローンなどの債務があるかどうかも確認し相続財産目録を作成します。
遺産分割の協議
遺言書がある場合は、遺言による遺産分割を行い、遺言書がない場合は、遺産分割協議を行い、遺産分割協議がまとまれば、遺産分割協議を作成します。
遺産分割の調停
遺産分割協議がまとまらない場合は、遺産分割調停を行い、裁判所が選任した調停委員を介して交渉を行います。
遺産分割の審判
遺産分割調停が不調の場合は、審判による遺産分割を行います。審判確定により審判書が作成されます。審判に不服がある場合は、さらに高等裁判所において審理がなされます。
遺産分割の実行
遺産分割の協議・調停・審判が成立した場合には,その分割内容に沿って遺産を配分していくことになります。